イベントワン>イベントワン社長の太腕繁盛記>2009年11月20日
Kさん宅にお邪魔してきました。ご両親はさぞご無念だった事と思われます。T君の遺影とお骨が置いてある部屋に通されまして、掛け軸が「般若心経」。お母さんが手書きした世界で一つしかない掛け軸だった。アルバム、ギター、スーツなど彼が残した物で部屋はいっぱいでした。坂尻のできる事は、般若心経を読む事とK氏の話を聞く事しかできませんでした。
当社が現在存続しているのはこのK氏がお取引を開始してくれたお陰なのです。当時(13年前)は創業間もない頃でして、お金も信用もお客様もいなかった時期だった。
坂尻は途方に暮れていました。たまたまK氏の勤務するT社前を車で通った時に、こんな会社と取引出来たらいいなぁ〜〜と思ってた。
千人規模の会社ですから、敷居が高くて無理だとも思った。
ところが坂尻は数日後にこの会社とどうしても取引がしたくて営業に出かけたのです。
相手は上場企業で守衛さんを通過しないと会社に入れなかった。総務のY氏の名前を出して何とか入る事が出来た。があっけなくY氏には断られる。当時は坂尻も必死でして、たどり着いたのがK氏の部署だった。せっかくここまで来たのだから何でもいいから受注したかった。
K氏に事情を話し社内のイベントがあればと当社を売り込んだ。そしたらK氏はその場で今週末の注文だと言って21,000円の注文を出してくれたのです。(この金額は一生忘れない)
それから当社の快進撃が始ったのです。月に数万円が数十万、数百万円とどんどん注文がいただける様になったのです。
実はこのK氏が各部署の責任者を一人一人僕に紹介してくれたのです。
当社にとっては恩人なのです。
そのK氏の長男さんが亡くなるなんて・・・夢にも思わなかった。
来年の3月は一周忌ですから坂尻も何とかお参りさせていただきたいと思っています。