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2013年3月20日

「ディズニーランドのいい話」

数年前に経営者の研修会で講師に教えられた究極のサービス・・・。
たまたまインターネットで文章になってたので載せます。


あるご夫婦がレストランを訪れ、食事のオーダーをしました。
「Aセット一つと、Bセット一つ。」ウェイトレスが注文を聞きその場を離れようとしたその時、夫婦はしばし顔を見合わせ、「それとお子様ランチを一つ頂けますか?」と言いました。

ウェイトレスはテーブルを見渡し、
「お客様、誠に申し訳ございませんが、お子様ランチは小学生のお子様までと決まっておりますので、ご注文は頂けないのですが・・・。」
するとそのご夫婦はにっこり微笑んで、
「それなら結構です。」と言われたそうです。

どうしても気になったウェイトレスは勇気を出してマニュアルから一歩踏み出し尋ねてみました。
「失礼ですが、お子様ランチはどなたが食べられるのですか?」
その夫婦はしばらく顔を見合わせ、沈黙した後、話し出しました。

「実は、私どもには以前子供がおりました。しかし、幼くして亡くなってしまって、一度もディズニーランドに連れて くることが出来なかったのです。子供を亡くしてからは、しばらく何もする気力も起きずただ呆然と毎日を過ごしていたのですが、ようやく最近落ちついてきたので・・・

今日は、亡くなった子供の誕生日だったものですから・・・。
親子三人で一日思いきり楽しもうと、ディズニーランドにお邪魔したのです。思い出に三人で一緒に食事をしようと思ってお子様ランチを頼んだのですが・・・。
ただ、今日はもう十分に楽しませて頂きましたので・・・。」
そう言うと二人はにっこりウェイトレスに微笑みました。

ウェイトレスはその場でご夫婦に頭を下げ、その足でマネージャーに報告に行き、全てを話しました。聞き終えたマネージャーはすぐさま、厨房のシェフに向かって「お子様ランチひとつ!」とオーダーをし、ウェイトレスに「お子様用のイスを用意して!」と指示を出しました。
その数分後・・・運ばれてきたのは夫婦のオーダーした料理と『お誕生日おめでとう』のプレートが立ったお子様ランチでした。

「お客様、大変お待たせいたしました。
ご注文のお子様ランチをお持ちいたしました。
お子様のイスは、お父さんとお母さんの間でよろしいですか?
では、ゆっくりと食事をお楽しみください。」
ウェイトレスはそう言ってその場を去りました。

後日、この夫婦から手紙が届いたそうです。
「あの日、食事を戴きながら涙が止まりませんでした。
まるで娘が生きているような家族の団らんを味あわせて戴きました。
あのような優しい思い出を頂けるとは、夢にも思いませんでした。
今度はあの子の妹か弟かを連れてきっとまた遊びに行きます。」と。

こんなサービスが出来る人間になりたいと思うのは僕だけではないはず。
きっと心豊な人間をディズニーは育ててる会社なんだと思います。

サービスの本筋を考えなくてはならない時期にきているのではと坂尻は考えています。

☆プロフィール☆
イベントワン社長

12年前に人脈なし、お金なし、信用なしから個人で商売を始めた。いろんな人と出会い、世間の厳しさを教えてもらった。

創業時はギフトがメインだったが世の中の流れがインターネットにシフトするだろうと感じチャレンジしてみたが赤字の連続だった。

一時は辞めようとも思ったがお客様や友人に支えられ5年前に法人化。あの時にインターネットから撤退していたら今の売上は無かっただろうし、会社も存続していなかったと思う。

2年前から65歳までの目標を設定した。1年目も2年目も目標が達成できた。いよいよ勝負の3年目!新たな戦略を搾り出し現在実践中。

酒は飲めないが煙草は嗜む。アメリカ大統領のオバマ氏と同じ1961年生まれの47歳です。

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